高卒認定試験で科目免除したい人が願書を書く際の注意点

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高卒認定試験で科目免除をしたい人の願書を開く際の注意点

高卒認定試験には、高校在学時に修得した単位などで一部の試験科目の受験を免除できる制度があります。

試験科目の免除の条件は6つに分類されます。

  1. 高校で単位を修得した方
  2. 高専(高等専門学校, 5年制)で単位を修得した方
  3. 英検や数検、歴史検定など知識及び技能に関する技能審査に合格した方
  4. 大検(大学入学資格検定)で一部科目に合格した方
  5. 平成25年度までの高卒認定試験で理科教科の合格または免除科目がある方
  6. その他の方(専修学校高等課程や在学教育施設、中等教育学校で単位を修得した方、専門学校入学者検定等の科目合格者など)

各免除条件ごとに願書作成、出願時の注意点をまとめていきます。

まず1、2にある高校または高専で単位を修得した方の場合、在籍していた学校に「単位修得証明書」を申請し、発行してもらう必要があります。

単位修得証明書を発行してもらう際の注意点

文部科学省のホームページからダウンロードできるテンプレートで作成してもらいましょう。

高校独自の様式で作成した場合、受理されない可能性があります。また入学年度等により様式が異なる点に注意して下さい。

テンプレートのダウンロードはこちら

文部科学省HP「単位修得証明書・単位修得見込証明書様式

出願用に厳封されたもの1通と、出願者の確認用を1通計2通の証明書を用意してもらいましょう。

出願に必要な証明書は厳封(厳重に封をする)されたものでないと受理されないので注意しましょう。あなたが受け取る出願者用の証明書は厳封の必要はありません。厳封する前に1通コピーを取ってもらい、免除科目の確認ができるように手元に保管しておきましょう。

 

ここからは各免除条件ごとに願書の記載の仕方、出願時の注意点をまとめていきます。

高校(高等学校)で単位を修得した方の出願時の注意点

まずは、上記でお伝えした通り「単位修得証明書」を在籍していた高校から取り寄せて下さい。第1回試験の場合、ゴールデンウィークを挟んで5月10日までが出願期間となっていますので早めに申請するようにしましょう。

次に厳封していない確認用の単位修得証明書を元に科目免除ができるか確認します。

免除科目は高卒認定試験の受験案内で確認できます。

免除できると確認できたら、願書に免除申請をする科目を記入し厳封された単位修得証明書」とその他の必要書類と合わせ提出(出願)します。

免除科目の確認表の見方で注意するポイント

科目によっては免除に必要な修得単位数が細かく設定されています。また、入学した年度により4つのグループに分けられますのでご注意ください。

※ 在籍していた高校が廃校や統廃合された場合や、高校を編入または転入したのちに中退した場合の単位修得証明書の申請方法はこちらよりご確認下さい。

→ 「高卒認定の科目免除の条件と申請方法

高専で単位を修得した方の出願時の注意点

高校と同様に高専(高等専門学校)の場合も在籍していた学校より「単位修得証明書」を取り寄せて下さい。

単位修得証明書を入手したら、厳封されていない確認用で科目が免除できるか確認します。

平成15年4月以降に高専に入学された方の場合、高卒認定試験の受験案内より確認できます。

科目を免除できる事を確認したら、願書に免除科目を記載し「厳封された単位修得証明書」とその他の必要書類と合わせて提出しましょう。

英検や数検、歴史検定など技能審査に合格した方の出願時の注意点

各技能審査実施団体の発行する「合格証明書」を取り寄せて下さい。

合格証明書は日本語文で取り寄せて下さい。英文や、合格証書(賞状)、合格通知書、証明書のコピーはNGです。必ず原本の日本語で記載された合格証明書を取り寄せましょう。

各技能検定試験の免除要件は以下の通りです。

  • 歴史能力検定 → 世界史1級または世界史2級 →  世界史Bが免除
  • 歴史能力検定 → 日本史1級または日本史2級 → 日本史Bが免除
  • 実用数学技能検定 → 1級、準1級、2級 → 数学が免除
  • 実用英語技能検定 → 1級、準1級、2級、準2級 → 英語が免除
  • 英語検定試験 → 1級または2級 → 英語が免除
  • 国際連合公用語英語検定試験 → 特A級、A級、B級、C級 → 英語が免除

各技能検定試験の実施団体名称と問い合わせ先は、

  • 歴史能力検定 → 歴史能力検定協会 HP
  • 実用数学技能検定 → 公益財団法人日本数学検定協会 HP
  • 実用英語技能検定 → 公益財団法人日本英語検定協会 HP
  • 英語検定試験 → 公益財団法人全国商業高等学校協会 HP
  • 国際連合公用語英語検定試験 → 公益財団法人日本国際連合協会 HP

合格証明書を入手したら、願書に免除科目を記載し「合格証明書(原本)」とその他の必要書類と合わせて提出しましょう。

歴史検定、数学検定の難易度や試験の詳細はこちらの関連記事でご確認下さい。

→「歴史能力検定を取得し、高卒認定の歴史科目を免除する方法

→「数学検定を取得して、高卒認定の数学を科目免除する方法

 大検で一部科目に合格した方の出願時の注意点

大検受験時に試験結果として文部科学省から郵送されている「科目合格通知書」を用意して下さい。

紛失してしまった場合は、文部科学省のホームページより再申請する事ができます。

ホームページより申請書をダウンロードまたは高卒認定試験の受験案内にある様式(テンプレート)を使い再交付の申請をしましょう。

科目合格通知書の再交付願のダウンロードはこちら

現制度の高卒認定試験で免除できる科目を確認する方法

文部科学省のホームページまたは受験案内よりご確認下さい。

文部科学省HP:「4. 大学入学資格検定で一部の科目に合格した場合の免除要件」

免除科目を確認したら願書に合格科目、免除科目を記載し「科目合格通知書」とその他の必要書類を合わせて提出(出願)しましょう。

高卒認定試験の理科教科で合格または免除がある方の出願時の注意点

平成25年度までに高認試験で理科教科の合格または免除がある方の出願時の注意点

理科教科は平成26年度第1回試験より以下の通り変更されました。

左が平成25年度まで、右が平成26年度以降

  • 理科総合 → 科学と人間生活
  • 物理Ⅰ → 物理基礎
  • 化学Ⅰ → 化学基礎
  • 生物Ⅰ → 生物基礎
  • 地学Ⅰ → 地学基礎

旧科目と現行の科目は対応しています。

例えば、理科総合で合格している方の場合「科学と人間生活」が免除されます。

理科教科の合格要件に変更はありません。

理科教科の高卒認定試験の合格要件

合格要件は以下のいずれかを満たす必要があります。

  1. 「科学と人間生活」の1科目と「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の内、1科目の合計2科目に合格(免除)する
  2. 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の内、計3科目に合格(免除)する

この合格要件を踏まえ具体的な科目選択と免除申請の方法を文部科学省の例を元にまとめました。

理科教科の受験または免除申請する際の選択方法と注意点

ケース1:過去に「物理Ⅰ」「化学Ⅰ」「生物Ⅰ」「地学Ⅰ」の内、1科目に合格(免除)となっている場合

以下のどちらかを選択できます。

  1. 「科学と人間生活」の1科目を受験(免除申請)できます。
  2. 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の内、合格(免除)していない科目から2科目を受験(免除申請)できます。

ケース2:過去に「理科総合」の1科目で合格(免除)となっている場合

「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の内、1科目を受験(免除申請)できます。

ケース3:過去に「物理Ⅰ」「化学Ⅰ」「生物Ⅰ」「地学Ⅰ」の内、2科目を合格(免除)となっている場合

以下のどちらかを選択できます。

  1. 「科学と人間生活」の1科目を受験(免除申請)できます。
  2. 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の内、合格していない科目から1科目を受験(免除申請)できます。

ケース4:過去に「理科総合」1科目と物理Ⅰ」「化学Ⅰ」「生物Ⅰ」「地学Ⅰ」の内、1科目の合計2科目に合格(免除)となっている場合

全て合格要件を満たしているので、いずれの理科教科も受験(免除申請)する必要はありません。

 

各ケースとも受験または免除申請することで合格要件を満たすことができます。

理科教科は分かりづらい点が多いのでご注意下さい。

高卒認定試験には合格(免除)済みの科目を受験してはいけない合格要件を超えて受験してはいけないというルールがあります。

願書作成時に、理科教科の科目選択や免除科目の記入間違いにご注意下さいね。

専修学校高等課程で単位を修得したなどその他の方の出願時の注意点

以下に該当される方も同様に科目の免除申請を行うことができます。

  • 専修学校高等課程で科目を履修した方
  • 文部科学大臣認定の在学教育施設で科目を履修した方
  • 中等教育学校で単位を修得した方
  • 旧制度の専門学校入学者検定、実業学校卒業程度検定または高等試験令第7条の規定による試験の科目合格者の方
  • 旧中等学校第5学年等の卒業者、旧中等学校第4学年等の修了(卒業)者の方

免除科目の確認は文部科学省にお問い合わせ下さい。

願書の作成や証明書に関する問い合わせ先は

文部科学省生涯学習政策局生涯学習推進課認定試験第二係

電話番号: 03-5253-4111(代表)

試験実施に関すること → 内線2024,2643

証明書に関すること → 内線2590,2591

電話受付時間:平日9:30 〜 18:15

メール:k-shiken☆mext.go.jp ☆マークを@に置き換えて下さい。

HP: http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/index.htm

※お電話でお問い合わせする際はお手元に受験案内をご用意下さい。また現在出願期間中の為、混み合うことが予想されますのでご注意下さい。

 

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